【災害への備え】子どもに必要なケアの知識と備えは十分ですか?

【災害への備え】子どもに必要なケアの知識と備えは十分ですか?
~子どもを守る“防災+心の備え”チェックリスト~
地震や水害などの大規模災害時、大人と同じ備えでは子どもを守りきれません。
特に乳幼児〜小学生までの子どもは、身体も心も発達段階にあり、環境変化や不安に非常に敏感です。
「備えるべきもの」は、生活必需品に加えて、子どもが安心できる空間や心のケアまでを含める必要があります。
子どもは災害時にどんな環境に置かれるのか?
■「自宅で生活できるか」それとも「避難所生活」か?
災害後、家が無事でも「断水」「停電」「倒壊のリスク」「地域全体の避難指示」などにより避難所での生活を余儀なくされるケースも少なくありません。
一方、在宅避難(自宅にとどまる選択)も増えており、子どもの年齢や体調、家の構造や設備に応じて判断が必要です。
また一般的に避難の原則は、『在宅避難』であり、万が一の時に困らないよう備蓄を忘れてはいけません。
【避難所生活にはこんなリスクもあります】
- プライバシーが確保できない
- 子どもが騒ぐことで気を遣う
- 他人とのトラブル(騒音・衛生・感染症)
- 食物アレルギーや持病への対応が難しい
- ストレスや不安から体調を崩す(災害関連死の一因)
災害時、子どもが受けるストレスとは?
大人以上に、子どもは言葉で不安を伝えるのが難しいため、異変が行動や体調に表れます。
【よくある症状】
- 夜泣き、食欲不振、下痢、嘔吐
- 不安から親に過剰にくっつく/逆に離れたがる
- 無口になる、攻撃的になる
- 眠れない、過呼吸
これらは一過性の「ストレス反応」であり、安心感を与えることで少しずつ落ち着きます。
そのためにも、事前の備えと環境整備が欠かせません。
子どもに必要な防災アイテム(年齢別)
避難所に行く・在宅避難を選ぶ、いずれの場合でも「子ども専用の持ち物」があると安心です。
【乳幼児(0〜2歳)】
- 紙おむつ(1日5~8枚×最低3日分)
- おしりふき、ポリ袋(使用済みの処理用)
- 液体ミルク/哺乳瓶(使い捨てタイプも)
- 離乳食(常温で保存可能なパウチ・瓶タイプ)
- ベビー用体温計・体ふきシート
- 抱っこ紐 or ベビーカー
- アレルギー対応食・常備薬(母子手帳コピーと一緒に保管)
【幼児〜小学生】
- 子ども用マスク/着替え(下着・上着)/靴
- レインコート/帽子/防寒具(夏も冷房対策に)
- お気に入りのぬいぐるみ・絵本・トランプなど
- スナック菓子/ラムネ/キャンディなど口に慣れたおやつ
- 軽量ライト(ボタン式/首掛け式がおすすめ)
- 保護者の連絡先や住所が書かれたカード(防水タイプ)
精神面の備え:子どもが“安心できる空間”を作るには?
避難生活の中で子どもが落ち着けるよう、「自分のもの」「自分のスペース」があることは重要です。
【子ども目線でのケアを心がけましょう!】
- 見慣れた毛布、タオル、ぬいぐるみなどを1つ入れておく
- 簡易テントやパーテーション(避難所での仕切りに)
- 小さな椅子やレジャーシート(床に直接寝ないため)
- 親が子どもに絵本を読んだり、折り紙をする時間を作る
子どもが「いつもと違うけど怖くない」と思える環境づくりが、心のケアにつながります。
離ればなれになった時の対策(迷子・連絡手段の確保)
【対策は具体的に!】
- 氏名・年齢・住所・保護者名・電話番号を書いたカードを常備
(財布・ポケット・バッグの中や衣類のタグに縫い込むのも◎) - 「災害伝言ダイヤル171」や「安否確認アプリ」の使い方を共有
- 集合場所・避難所を家族で事前に確認
- 地震・火事・津波・避難ルールを、年齢に応じた言葉で教えておく
備えの管理と定期チェック
【備えは計画的に!】
- 子ども用の防災リュックを1人ずつ用意
(肩掛けタイプ+両手が空くものがベスト) - 季節ごと・半年ごとにサイズや中身を見直す
(服のサイズアウト・賞味期限切れに注意) - 荷物が重すぎないように、大人用防災リュックに分散して入れておくと◎
【まとめ】
子どもにとっての災害は、「初めて経験する非日常」です。
生活の維持だけでなく、不安を和らげる環境と、安心して甘えられる親の存在が何より大切です。
- 「備え=モノ」だけではなく、「備え=心と習慣」も意識する
- 家族全員で『“避難の練習”や“もしもの話”』をしておく
- 自分たちで命を守る準備を、“一緒に”進めておく
「大丈夫だよ」と笑って伝えられる準備を、今のうちからしておきましょう。
